北海道でのクレマチスの育て方

北の大地、北海道。
厳しい冬が去り、雪解け水が土を潤す頃、クレマチスはその眠りから目覚めます。
「蔓性植物の女王」と呼ばれる彼女たちを、この地で美しく咲かせるために。

太陽が大好き

クレマチスは太陽が大好き。
しかしながら足元が熱くなるのを嫌います。
頭は太陽へ、根元はひんやりと。
株元に背の低い宿根草を植えて、影を作ってあげましょう。

梅雨のない北海道ですが、
真夏の湿気は禁物。
風がそよぐ場所に誘引し、呼吸を助けてあげてください。

水やりについて

鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、たっぷりと。
基本的には乾かし気味で育てましょう。

地植えの場合は、
夏場に雨が降らない日が2週間続いたら
様子を見て水をあげましょう。

用意するもの

クレマチスは肥料食いです。
美しい花をしっかり咲かせてもらうためにも、
下記のペースで肥料をあげましょう。

●元肥
5~6月に根に肥料が触れないよう植え付け

●追肥
6・7・9月に 1か月に1回ずつ施肥

●お礼肥
10月頃に1回

肥料

剪定について

クレマチスの剪定には大きく分けて3つのやり方があります。

一季咲きの旧枝咲き
去年から伸びた枝に花が咲きます。
剪定は控えめに、花が終わったら整えるだけで十分です。(弱剪定)

●四季咲きの新枝咲き
春に伸びる新しい枝に花が咲きます。
冬の終わりに地際で切り戻しましょう。(強剪定)

●新旧両枝咲き
去年から伸びた枝と、
春に伸びる枝の両方に花が咲きます。
迷ったら膝丈の高さで切りましょう。
(中剪定)

剪定時期

●切り戻し
花が終わったら早めに切り戻しましょう。

●冬越しの為の剪定
10月~11月頃に、剪定方法に合わせて弱~強剪定を行いましょう。

冬囲いについて

北海道の冬は、深い雪の布団に包まれる季節。
クレマチスたちはその下で、静かに春を夢見ています。

●冬囲い: 晩秋、氷点下の風が吹く前に。
株元をバークチップや腐葉土で厚く覆い、
凍てつく大地から根を守ります。

●雪という味方: 意外にも、雪は最高の断熱材。
雪に埋もれることで、乾燥した寒風から芽が守られるのです。

「北の空に描かれる蔓の軌跡は、冬を乗り越えた強さの証。」

北海道の涼しい気候は、実はクレマチスにとって
色が最も鮮やかに発色する最高の舞台でもあります。

ゆっくりと、でも着実に育つ
彼女たちとの時間を楽しんでくださいね。