北海道でのバラの育て方

私たちほりべ造園は、1982年に創業してから、地域に根差した植物の在り方をずっと模索してきました。
実に30年以上、北海道という特別な環境で、バラやクレマチス、樹木等どう生かすかを学び続けています。

北海道と一口に言っても、その環境は場所により大きく異なります。
雪が降らない地域や豪雪地帯、真冬に-20度を下回る地域やそうでない場所、
そのすべてにおいて植物の育て方は異なります。

ですが、北海道と本州以南でもその育て方は大きく異なります。

ほりべ造園は旭川の会社ではありますが、これをご覧になっていただいている皆様に、
少しでも参考になりますように。

はじめに

バラは「強い」植物です

ほりべ造園にいらっしゃるお客様でも、
バラは「大変」、「難しそう」といった印象を持たれている方も
少なくありません。

しかし、実はバラは樹の仲間。
宿根草やクレマチスよりもずっと強い植物なんです。

まずは、初心者向けの品種を購入してみましょう。

当店で販売しているバラでは、
初心者マークを付けて販売しています。

病気に強く、無農薬でも育てられたり、
手間がかからないものを選びましょう。

バラを枯らす原因を知る

バラを枯らす大きな原因はこの3つです。

●水が足りない/鉢増ししていない
●冬越しの失敗
●害獣(ネズミ)の被害
●根頭癌腫病の発生
※当店では、仕入れ時にすべてのバラをチェックしていますので、発生確率は大変低いです。

お客様とお話していても、買ったときの鉢のままで育てている方が大変多いです。
根が詰まって土が足りない・水が吸えなくなってしまいます。

早めにプロ培養土を用意し、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

水やりは“午前中”!

水やりは基本的に午前中(朝10時まで)に済ませましょう。

鉢植えの場合は、
表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと。
夏場は毎日お水をあげたほうが良いでしょう。
お日様が高くなってからの水やりは、
鉢の中のお水が温まってしまい、
バラを熱湯に入れているのと同じ!

鉢の中の水をチェックする水分計も当店で販売しています。
心配な方はそちらでチェックしても良いでしょう。
(※当店でも使っています。)

お手入れ年間スケジュール

北海道でのバラのお手入れ時期は、本州以南とは大きく異なります。
こちらを参考にしてみてくださいね。

植え付け

当店では、これらの商品を使ってバラを植え付けています。

できれば同じものをご用意していただいたほうが、バラにとっても環境変化の負担が少なく済みます。

一番良い植え付け時期は、もちろん春!
北海道でサクラが咲くころになれば、もう大丈夫!
バラも暖かい土にくるまってのびのび育つことができます。

バラは樹ですので、地植えが最もおすすめですが、マンションなどスペースがない場合は鉢でも大丈夫です。

鉢の場合も用意するものは基本的に同じ。
一回り大きな鉢に、元の根鉢の形を崩さず入れるだけで大丈夫です。

用意するもの
もっとクオリティを上げたい方はこちらをプラス

肥料

ピックアップ商品

バラの多くは四季咲といい、春から晩秋まで繰り返し花をつけてくれます。

花をつけるということは、植物にとっては繁殖と同じこと。
つまりとても体力を使うのです。

これだけ花をつけるバラですので、肥料は欠かせません。

当店では、バラに特化した肥料も販売しています。
一番花が終わったころに、次の花を咲かせるために肥料を施してあげましょう。

沢山あげれば良いというわけではありません。
肥料焼けしてしまい、枯れる原因にもなりますので、用法容量をきちんと守って施肥しましょう。

花がら切りについて

バラは花が終わると、
品種にもよりますが種をつけてしまうことも。

種をつけてしまうと、
バラは繁殖が終わったと思い、
花を咲かせることをやめてしまいます。

完全に花が終わってからでなく、
「もうすぐ終わりそうかな?」というころに、
花がらを切ってあげましょう。

剪定について

雪の降る北海道では、剪定は必須です。

枝が長いまま冬越しすることも可能ですが、
寒さに当たった枝は枯れてしまうので
できれば短く剪定してあげたほうが管理がラク。

「剪定はいつやるの?」と良く質問がありますが、
北海道では雪が降り始めたころの11月くらいが良いでしょう。
雪が降り始めるとバラは自ら落葉させます。
葉っぱをすべて取る手間が省けますので、
11月中~下旬ごろをおすすめしています。

冬囲いの仕方

北海道にお住まいの方は、「この冬囲いが難しそう…」とバラを育てることを諦めてしまう方もいるのではないでしょうか。
実はバラの冬囲いはとっても簡単です。

鉢植えのバラの場合は、剪定後、鉢ごと横に寝かすだけ!
ネットを巻いたほうが枝が折れる心配がないので安心ではありますが、面倒な方はネットがなくても大丈夫!(笑)

鉢ごと横に倒して、上にしんしんと降り積もる雪が解けるのを春まで待っているだけでOK!

「雪のほうが冷たくてダメなんじゃ…」と思う方もいるかもしれませんが、雪に包まれていれば、0度以下になることはありません!
地表温度が-20度になっても、雪の中は0度で済むのです。

地植えの場合は、剪定後に縄やネットを巻いて、枝が折れないようにしましょう。
そしてそのまま上にしんしんと降り積もる雪が解けるのを春まで待っているだけでOK!
「男結び」なんて造園業の結び方もありますが、縄がほどけない固結びでいいですよ。

チェレンジしてみたい方は、こちらの動画をどうぞ。

バラはお世話を重ねれば、それだけ美しい花で応えてくれる植物です。

しかしながら、お客様の中には
「こんなにお世話を頑張ったのに枯れてしまった…」という方もいらっしゃいます。

逆に「ほったらかしにして何もしていないのに咲き続けている」お客様のお話も良く聞きます。

せっかく美しい花を咲かせるのに、バラ栽培がストレスになっては元も子もありません。

そのくらいの気持ちでよいのです。
気楽にバラ栽培、始めてみませんか?